--/--/--    スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
12/18/2011    ばっかやろうの夢の話


これは、昨日のりえの日記の続きです。
「rest in peace at the EVEREST」を読まれていない方は、
先にそちらを読んでいただけると幸いです。








りえが、ゆうとの夢の話を私にしてくれた日のことを覚えてる。

多分、ゆうと約束をして、半年くらいたった頃だったんだと思う。




お互いに学校を卒業して、それぞれ別の道が見えてきた頃で、
飲み会に顔を出す頻度は大分減っていたけれど、



それでもやっぱり逍遙の仲間は相変わらず、よく遊んでた。



それは久しぶりのサシ飲みで、
ふたりともすんごい酔っ払ってた。




私は私で、りえにとっておきの相談をして、

りえは、その返事に、
少し照れくさそうに、でも嬉しそうに

とびっきりの夢の話を教えてくれた。


日本酒をガンガン飲みながら、
二人で笑い合って、お互いの道を応援し合った。








仕事が二年目に入ってすぐ、

あいつが帰ってこない、っていう連絡が入った。


仲間はみんな集まった。こんな悲しいこと、今までになかったから、どうすればいいかわからなかった。
りえがゆうと仲がいいことはみんな知っていたから、
みんな、抱き合って泣いた。
私はりえとの約束のことを思った。

りえは一度だけ、うちに遊びに来た。
うちのソファーの上で泣いてるりえに、なんにも言葉をかけられなかったのをすごく覚えてる。

それから、ゆうの実家にお邪魔したり、
富士山に登ったり、時間をかけて、それぞれが、心の整理をしていた。






だけど







りえは




それからもずーっと、
毎日
泣いてた。

会社のトイレでも泣いたって、言っていた。





私や仲間の前で泣いたのなんてそのうちのほんの少しで、



多分、
私や仲間が少しずつ、ゆうのいない生活に慣れ始めたときもずっと










りえだけは
ひとりで











私はそのことをずいぶん後になって聞いたと思う。
きっと、その時に聞いていたとしても、何も出来なかっただろうな、とも。



ともかくそんなことがあって、
私はゆうに、りえを泣かせやがってちくしょうとも、それくらいゆうはりえに必要とされてたんだな、すごいな、とも、思っていた。



その私の人生まで、ゆうに変えられちゃうとは、思いもよらなかった。







しばらくして、私はりえにヒッチハイクの旅に誘われた。
その旅は、それこそ
人生を変えちゃうくらいに、
最高に楽しくて、
私は夢中になった。

それは、ゆうがりえを夢中にさせた旅の追体験のようでもあったと思う。
それはもう、いやがおうもなく旅への愛がむくむく育っちゃって、
自分でも止められなかった。

その旅が最高に楽しかったのは、やっぱり、
りえとゆうとの旅が原点にあったんだと思う。



その気持ちがあったから、
私はどうも、
ゆうに語りかけられてる気がしてならなかった。


「ほら、旅楽しいだろ?」って。
「りえを頼んだぞ」って。


悩み過ぎのせいか、(笑)
夜中にゆうの歌声が聞こえた気がして、飛び起きた夜さえあった。




りえは、「ひとりでも旅をする」
っていつも言っていた。

りえの真っ直ぐさを知っていたから、
私が誘わなかったらきっとそうしてただろうな、とも思ってた。


自分の仕事も好きだったから、もう迷いに迷ったけれど、
「行くか行かないか」
っていう選択肢が生まれてしまったら、
もう「行く」しかなかった。

だってほんとに楽しかったんだ。

やろう、と思うならなんだってやれる、って気がついてしまったんだ。

やりたい、って思ったときにやらないと、時間は待ってくれないってことも。







あの時、お互いに応援し合った道は、

いつの間にかおんなじ道につながってた。


多分、旅が終わったら、また少しずつ道は変わっていくんだろうけれど、

今、同じ道を歩いてくれる親友がいることは、最高に幸せなことだ。


この道は、
間違いなく、ゆうが分けてくれた道だ。
ゆうが置いてった道を、二人なりに、地図を見ながら。






ねえ、ゆう

りえは
ほんとに毎日泣いてたんだよ。

毎日ちゃんと会社に行って、仕事して、
家に帰って
部屋でひとりで大泣きして
次の日の朝、また会社に行って。
そんな毎日って、想像できる?

おまえ、ほんとにばっかやろうだよ。



だけど、
だけど、

今は、結構、笑ってるよ。


「ゆうちゃん」をザックに入れて、エベレストまで行ったんだよ。



今、くらりえがハッピーなのはゆうのおかげだよ。
ありがとう。






くらたともこ

Secret

TrackBackURL
→http://kuratomo03.blog47.fc2.com/tb.php/150-cb36714e
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。